ポーランド空軍のF-35AライトニングIIが初飛行

ポーランド空軍のLockheed Martin F-35A Lightning II。写真: X @gfontana767ポーランド空軍のLockheed Martin F-35A Lightning II。写真: X @gfontana767

2024年12月2日、ポーランド空軍の初のLockheed Martin F-35A Lightning IIが初飛行を行いました。このテストは、アメリカ・テキサス州フォートワース空軍基地で実施されました。

この機体は尾翼番号AZ-02で識別され、飛行時間は1時間強で、その間にシステムや性能の初期評価が行われました。

ポーランド空軍の近代化におけるマイルストーン

F-35Aのデビューは、2024年8月末に行われた公式公開からわずか3か月後に行われました。これらのポーランドF-35Aは、「ハサルツ」(ポーランド語で「フサリア」)と呼ばれ、ポーランド・リトアニア共和国の伝説的な「翼のあるフサール騎兵隊」にちなんで名付けられています。従来の赤と白のエンブレムに代わり、低コントラストのラウンデルデザインを採用しているのが特徴です。

旧型航空機の置き換え

2020年、ポーランドは32機のF-35Aの購入契約を締結しました。この契約は46億ドルの価値があり、現在運用中の旧型機MiG-29およびSu-22を置き換えることを目的としています。この契約は、艦隊の近代化と国の防衛能力の大幅な向上を目指しています。

ポーランド空軍のLockheed Martin F-35A Lightning II。写真: X @gfontana767ポーランド空軍のLockheed Martin F-35A Lightning II。写真: X @gfontana767

配備と訓練の計画

初号機の正式な引き渡しは2024年中に予定されており、2026年にポーランドへの正式配備が見込まれています。ポーランドのパイロットがアメリカでの訓練を完了した後、初期段階のF-35Aはアーカンソー州エビングの州兵空軍基地に配備され、パイロットの初期訓練が行われる予定です。

全32機の引き渡しは、2030年までに完了する予定です。

情報提供: Gherardo Fontana, ポーランド国防省。写真: X @gfontana767

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